自立の練習への思い

 

私たち「自立の風かんばす」の障害者の自立生活に向けた取り組みは、2005年の当会の設立当初より計画していたことでした。 

 代表の横川由紀自身、重度の肢体不自由者で、二十歳までは施設で生活をしていて、成人後は期間の定めなく入所可能な施設で暮らすことが、自分に与えられた人生なのだとその当時当たり前のように思っていたと語っています。

 その後、横川はかつての施設の友人との再開を果たし、友人の自立生活を知り自立生活の実現へと踏み出しました。

 その時に、強力にサポートしたのが、その友人が所属していた、障害当事者が中心となって活動している団体でした。

 横川もその友人もそこで自立の練習をし、地域社会での自立生活を実現しました。その経験から将来「自立の練習プログラム」を活動として展開していくことが大きな目標だったのです。

 しかしながらその計画は、「地域で生きる」、「自立生活」という考えが根付いていない地域では、なかなかイメージが伝えられず、また自身の力量不足もあり、実行へと踏み出すことが出来ませんでした。

 障害者の自立生活の啓蒙を続けていく中で、やはり感じるのは、地域社会で自立生活を送る障害者の少なさでした。一人でも多くの人が地域社会に出てくることができるように活動することの重要性を痛感したのです。

 そして2009年5月、ついに自立生活を目指す人が現れました。1年間の自立生活体験、見学を経て2010年4月15日より、自立の練習を開始しました。

 
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