自立の風かんばす「自立の練習のしおり」より抜粋


障害者の自立生活の支援

 自立生活とは、自分らしく生きるということ。自分らしさとは、一つ一つの事柄を自分自身で考え、決めていくことです。

 朝何時に起きるか、いつ食事をするか、いつトイレに行くか、といった本能に基づくことはもちろんのこと、何を買うか、週末をどう過ごすか、今日は出かけるか。

 すべての事柄には、選択肢が含まれていて、私たちはそれについて考え、決めています。その積み重ねが自分らしさであり、生きるということです。

 しかしながら、親元や施設で生活することが当然のように考えられている障害者にとって地域での自立生活を実現するのはとても困難なことです。

 どうやって自立生活を始めたらいいのか、買い物の仕方、金銭管理の仕方、介助者の探し方、介助者との関係の築き方、人との関係の築き方。

 経験をする、ということを奪われてきた障害者にとって、一つ一つのことが未知のことです。

 「自立の風かんばす」では、自立生活を望む障害者に対して、必要な情報の提供や、すでに自立生活をしている障害者宅の見学や体験的な生活の場を提供しています。

修行中!!

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